News

「Kalafina 10th anniversary Film~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~」 メンバーレビューを掲載!

いよいよ今週末公開となるKalafina初のドキュメント映画、
「Kalafina 10th anniversary Film~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~」 メンバーレビューを掲載!
公開に先がけ、試写会直後、メンバーの生の熱いメッセージを是非ご覧ください。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

―――映画を観終わって、いかがでしたか?

Keiko
歌っているシーン、色々なハーモニーがたくさんあるからこそ、大画面で音響の良い所で聴くと、ONモードの、ライブのマイクを通した音以外の音もリアルに聞けて、自分達では恥ずかしい所もあるけど(笑)、10年間聴き慣れている、私達3人の生声に近い音が聞こえました。ああいうのは中々聴けないなって思いました。

Wakana
3人でのリハーサルの声もすごく良く聞こえて、リハーサルだけど「ライブみたいだな」と思いました。MCをしている“お澄ましKalafina”や(笑)、ステージ上のKalafinaではない、普通にしゃべっているKalafinaや、普通にHikaruが買い物をしているシーンとか、そういう所は新鮮だと思います。

 

―――LIVEシーンを大きい画面と良い音響で聴いてどうでしたか?

Wakana
初めて私達のLIVE映像を映画館で観たので嬉しいですよね。色味も鮮明だしステージ上にいるみんなが良く見えて、何度観てもこのシーン好きとか、この部分こうだったとか凄く思い出して、ドキドキしました。この後こうなるんだ…と思ったり、その時の心が戻ってきて、凄く緊張しました。最後にみんなが「お疲れ!」ってバンドメンバーさんが言ってくれる所なんかは、臨場感があって本当に疲れちゃう気がしました(笑)。その時の気持ちが蘇ってきましたね。

Hikaru
武道館の映像が初めて外に出るので、自分もこんな表情してたんだと、改めてこの大画面で観て思いました。この瞬間に目を開いてるな、とか。
自分で「ここはこういう風にしよう」と思ってステージに立っているんですけど、当日お客さんがいて初めて出る表情とか歌声があって。映像で見ると「こういう表情をしてたんだな」っていう発見があって、スクリーンで観るとさらに迫力があるなと思いました。「sprinter」は真面目にお客さんを見ていたから「目がすごい開いているな」とか、白目が見えてますよとか(笑)、でもそれがリアルなんだなと。客席とキャッチボールをすると、そういう素の表情が出てきますよね。

Keiko
LIVE映像はけっこう迫力があって、音も迫力があって、ライブビューイングを観ているようで。

Hikaru
生で観ているようで、LIVE会場にいるかのような感じでした。

 

―――アコースティックツアーからずっと追っているので、LIVEシーンが多く迫力がありますよね? 世界遺産のLIVE映像は貴重なシーンだと思いましたが。

Keiko
世界遺産のLIVE映像は、絶対に残したいなと思ってました!

Wakana
世界遺産LIVEの映像は、この映画でしか観られないので貴重だと思います。

Keiko
五重塔を前に歌った「やさしいうた」は奇跡のような映像でした。

 

―――会場は寒かったようですが、それが伝わってきました。

Wakana
会場は寒かったよね。

Keiko
あの空気感が映像から伝わってくるのが不思議でした。結界が張られたような、神聖な空気感が日光東照宮にはあって。現場でもみんなで話してたんですけど、映画を観てそれがそのまま感じられて、びっくりしました。

Wakana
息ももっと白かったイメージでしたが、そんな事もなく映像がすごく美しくて。

Keiko
奈良はWakaちゃんと鹿のシーンとのギャップが面白かったです(笑)。
同じ世界遺産のLIVEでも環境によって違うんだなと感じました。世界遺産のLIVEに行かれていない方にも興味を持って頂けるくらい、映像で伝わってきました。
「体感ムービー」というか、3Dもしくは4Dで観ているような感じでした!


―――自分達のルーツでもある場所(地元)にそれぞれ行って撮影をしていましたが、いかがでしたか? 

Hikaru
自分が生まれ育った場所に行くと、素の自分に戻ってしまって気恥ずかしい部分もあって。いつもステージに立っている自分、皆さんに見せている自分ではない自分がポロっと出るんじゃないかと思ってハラハラしながら観てたんですが、結局出てました(笑)。
地元での撮影の後にライブだったのですが、色々な気持ちになってしまって、最後泣いちゃいました。地元を歩くと普段とは違う気持ちになりますね。昔通っていた所に行くとか、昔の気持ちを話すとか、そういうことをすると、いま踏ん張って立っているけど、昔ああいう気持ちがあって今があるんだな…とか、いろいろ考えてしまって。結果あのLIVEで泣いてしまいました。

Wakana
私が歩かせてもらった所は、今でも帰るとよく行く場所で祖父母の家もある親しみのある場所なので、普通にお買いものをしたくなるくらい、自然でした。

Keiko
私の場合は全部変わっちゃっていて。唯一、変わらないのはスタバとじゃんがらラーメン(笑)。中学3年の時からスタバには通ってました。センター街のファーストキッチンにも良く行っていました。

 

―――この作品は皆さんのルーツをたどる作品にもなっています。当時の皆さんと同じように、夢に向かって頑張っている人に向けて、この映画を通して伝えたい事はありますか?

Keiko
若いとき特有の自信というか、「絶対やれる」とか「諦めない」とか、二人とも違う言葉だけど、そういった気持ちを持って上京してくるのが印象的だった。あとWakanaが言った「運命」という言葉は、私やHikaruが言うのと違って、Wakanaが言うから良いんだろうなと思いました。私たちそれぞれの歌声があるように、それぞれにふさわしい言葉の表現があるのかなって。
それぞれ全く違った所から、ひとつのきっかけで出会った3人がひとつの夢を追いかけられるのは、夢があるなと思います。だから、1人1人との出会いをすごく大事にして頂きたいと思います。一回の出会いが何に繋がっていくか分からないので、その時は気が付かなくても。私たちも10年前はこんな風になるなんて誰も想像してなかったです。どこでどうなるか分からないので、人と人の出会いは一期一会だなと感じました。

Hikaru
自分にとって一番大事な事だったら、周りに何を言われても、曲げない、諦めない。自分で選べば後々後悔することはないんですよね。人のせいにしたりもしないし。ちゃんと自分の意志を持って選択するのが大事だと思います。自分もそれを言い聞かせて生きているんですが、人に任せないというか、自分でちゃんと納得してその道を歩くというのは大事だと思います。

Wakana
昔、好きなアーティストさんがそれまでどういう風に生きてきたかを映像で観たことがあって。クリスティーナ・アギレラさんが「私はコーラとサラダしか食べません」と言っていて、そうなんだ! と思ったんです(笑)。それくらいの意外感というか、印象的過ぎて。そういうのって忘れないんですよ。だから、もしかしたら海外のお客様で、日本語は分からなくてもKalafinaミュージックや梶浦音楽が大好きで聴いている方にとっては、じゃんがらラーメンとか七越とか、むつごろうまんじゅうとか映画の中で言ってるのを見て「なんか買ってる」と思ってくれるかも知れないと思って。私がクリスティーナ・アギレラに感じた衝撃的なことを感じる方もいるかもしれないと思いました。
みんながそれぞれに思うこと、例えばKeikoは「好きな事を好きっていう気持ちのままやり続けることが難しくて大切だ」ってことだったり、Hikaruの言う「誰に何を言われても曲げない、心の強さが大切だ」という事もそうだし、それに誰かが共感してくれればすごく嬉しいし、私自身も「1人1人の考えがこうだよ」と言える場があって良かったなと思いました。それを全国で上映してもらえるのは、みんなに伝えられるので嬉しいです。なかなかMCでそういう事を言う機会も無いですし、インタビューをしたからこその映像なんだなと思いますよね。

 

―――Kalafinaの10年の活動が描かれている映画だと思いますが、この映画を一番観てもらいたい人はいますか?

Wakana
家族と友達に観てもらいたい。家族には話をしているだけなので、こうやって歌が出来上がっていくのねとか、こうやってバンドさんと一緒にやってるのねとか、2人はこういう経緯で歌手になったのね、とか。家族に自分の家族を見てもらうぐらい、深い所なので。友達は、いつも応援してくれている友達に観せたいです。

Keiko
全体を通して観た時に、それぞれのパーソナルを追ってもらっていたのが印象に残っていて、そこが軸になっているなと思ったんですよ。KalafinaのLIVEは親子連れで来て下さる方が凄く多いんですけど、そういう子達に夢を見てもらいたい、夢を持ってもらいたい。最近、なりたい職業ランキングで歌手の順位が下がっているようですけど、歌手って凄く夢があるんです。一緒にその場で音楽を知らない誰かと楽しめる、そういう空間を作れるのって音楽しかないと思うんです。だから歌手になるっていう夢を持ってほしいし、もう少しランキングが上がってほしい! ストレス発散でカラオケにも行くじゃないですか。気持ちいいんですよ、声を出すって。「歌を歌うって楽しい」って思う人がいっぱい増えて、歌手になるって夢を持ってほしいなと。

 

―――Keikoさんは、10年やっていて、歌に対して、音楽に対しての向き合い方は変わりました?

Keiko
どんどん変わっています。1人じゃここまで出来ない、1人じゃここまで掘り下げられない。3人でやったから、目標もいっぱい立てられたんですよ。やってみたいこととか、立ってみたい場所とか、行ってみたい場所とか。ツアーを組むなら、東京、名古屋、大阪以外にも福岡、富山を入れて凱旋ツアーをしたいとか。目標が自然に立っていくというのは、多分1人じゃ浮かばなかったし、お任せだったと思います。でも3人でそういう目標を持てたことで、どんどん音楽への向き合い方が変わりますよね。もっといい歌を歌って、もっとみんなに知ってもらわないといけないし、やれることが多くなる方がいいと思うようになったのは、3人でいっぱい夢をみるようになってからですね。

 

―――Hikaruさんは、この映画を一番観てもらいたい人は?

Hikaru
小さい頃から「この仕事に就きたい」と言っていて、一番協力してくれた家族にぜひ観て欲しい。あと、去年から毎月1本は映画館で映画を観ることにしているんですが、映画館に行って上映作品を見てからこれを観ようかなっていう時もあるので、同じようにフラッと入った人がいいなと思ってくれたらいいですね。初めて観る人にも、Kalafinaを知らない人にも紹介のような感じで分かってもらえる映画だと思います。ずっと応援して下さっているファンの方は楽しんで頂けると思いますし、少し知識があるとあそこは面白いなという所もあると思いますが、初めて見る人にも「こういう3人が歌っているんだな」って思ってもらえる映画だと思うので、フラッと入って観てもらうのは嬉しいですね。

Keiko
凄く分かり易い作品でもあると思うので、親子でも観てもらえると思います。それも魅力だなと思いました。

 

―――10周年の映画を観て、感謝を伝えたい人はいますか?

Wakana
関わってくれた人みんなというのはありますね。エンドロールで1人1人の名前を見てそう思いました。LIVE会場の名前があったのが良かったです。「辿ってきた場所」があるのが良かったです。

 

―――いま、一人のアーティストとして、それぞれ音楽とどう向き合っていきたいと思っていますか?

Keiko
本物を作りたいなというのはあって、何が本物かっていうのは難しいんですが、毎回ハーモニーを作っていて、絶対正解がないからこそすごく難しくて。良く3人で言っているんですが、レコーディングでまず一つの正解が作りあげられるんですけど、やっぱり私たちの活動の軸はLIVEなんですね。でもLIVE会場によって響きも違うし、自分たちの体のコンディションもそれぞれだから、本当に正解は無いなと思います。どれが正解か分からないからこそ、本物を作りたいという気持ちで「自分の役割」と「Kalafinaの音楽の全体感」というのを作りたくて「ひかりふる」のアレンジの仕方などこだわって時間も取ったし、ああいう一個一個の作業で突き詰めていくのが好きだし、自分が本物と思えるようなものを、手作業のような温かさで作りたいというのが、目標であり志しているものです。

Hikaru
HikaruはLIVEで良く「音楽の中で皆さんと会話をする」と言うんですが、元々人とコミュニケーションを取るのが苦手なタイプなので、しゃべるよりは、歌の中でその日の気持ちだったり、その時の皆さんと、直接会話をするわけではないですが「心で会話をしたい」と思いながらステージに立っていて。
家で歌の練習をするときに独り言を言うんですが、その独り言をいかにイメージを膨らませて言うかが大切だと思ってます。この独り言が、ステージに出た時に初めて会話になるんですね。だから、会話になるまでのつぶやきを常に温めています。音楽は体の一部ですね。
10年やっているので、当日歌い方を変えても2人が合わせてくれるんです。

Wakana
LIVEって当日に変わるんですよ、それがよく分かった10年間でした。音楽っていうものをより理解できた10年間でした。
エンドロールで作詞、作曲、編曲に梶浦由記の名前がたくさん並んでいて、これがKalafinaって感じがするし、梶浦さんが貫いてきた音楽をいかに私達が表現したい、再現したいと思ってきたかというのが武道館のステージに一人一人表れていて、自分の音楽というものを見せてくれていたと思います。音楽っていうものをもし追求するのだとしたら、まだまだ時間が足りなくて、みんなそれぞれそう思っていると思うんですよね。10年間で得た経験というものがまだほんの一角で、楽しかったですし、私自身が16歳の時のオーディション用紙に「海外で歌いたい」と書いていて、それはKalafinaのおかげで叶えられたし、繋げてくれる夢というのはまだまだあるんだろうと思います。これをしたらもっと繋がるかもしれないとか、音楽で繋げてくれるかもしれない、と思う夢がまだまだみんなあると思うし、生まれてくると思う。音楽は無限ですね。


※2018年3月26日(月)夕方、東宝試写室にて。
Kalafina(Wakana、Keiko、Hikaru)の3人に、映画を観ての感想や、活動10周年を迎えての思いをお聞きしました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー